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一番手の法則とは?マーケティングのセオリーを理解する

民泊と言えばAirbnb。フリーマーケットアプリと言えばメルカリ。

このように、ある領域で1つのサービスが一強状態になることがあります。

Airbnbもメルカリも、その領域で1番早くに名を上げたサービスであり、領域=サービス名となっている最強な状態です。

 

他にも、クラウドソーシングと言えば?

 

答えは、「クラウドワークス」でしょう。

用語に少し疎い人であれば、クラウドソーシングのことをクラウドワークスだと思っている人もいるかもしれません。

 

このように、1番早くにイメージをつけさせると、市場を支配するほどの力をつけることができます。

 

これが「一番手の法則」です。

1993年にアル・ライズとジャック・トラウトによって出版された『売れるもマーケ当たるもマーケ マーケティング22の法則』の書籍において一番最初の法則です。

マーケティングの基本的な課題は、先頭を切れる分野を創造することであるとしています。

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今回の記事では、この「一番手の法則」について解説するとともに、現代版「一番手の法則」について考察していきたいと思います。

一番手の法則とは?人の認知を捉える戦略

「一番手の法則(The Low of Leadership)」とは、機能やデザインが優れていることよりも、顧客に一番早く認知されることが重要とする法則のことです。

これは単に一番初めに市場にローンチすることではなく、顧客の心に最初に受け入れられるという点がミソです。

Aという商品が早くにリリースされても、後にリリースしたBが爆発的に認知されれば、それはBが一番手になったと言えます。

 

ひとたび一番手になれば、リーディングブランドとなり、市場を占有できます。

そして、一番手のポジションを確立すれば、後発企業が台頭してきたとしても占有率を維持することができるのです。

 

なぜならば、リーディングブランドは得てして、ブランド名が商品の名称になることがあるからです。

例えば、ペプシコーラしかないのに「コーラ」と注文する。スコッチテープではなくセロハンテープと呼ぶ。絆創膏ではなくバンドエードを想起する。電子オルガンではなくエレクトーンを弾くという。

このような形で、知らず知らずのうちに商品名をサービスやブランド名で呼ぶことは少なくありません。

 

最近だったら、出前のことを「ウーバー(イーツ)しよう」なんて言ったりもします(もはや恐怖さえ感じます)。

 

これは市場を獲得していると言っても過言ではありません。こうなれば勝ちですよね。

あとは煮るなり焼くなり、市場を思うがままに操作することができます。

 

「一番手の法則」とは、いかに人の認知を捉え、普及させるかという考えなのです。

何はともあれ大切なのは一番に知覚されること

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要するに「一番手の法則」とは、「一番初めに知覚されること」が大切ということです。

3つ目の法則に「心の法則」というものがあり、それと合わせると、マーケティングにおいて重要なことは「顧客の心に最初に認知されること」と言えます。何となくわかりますよね。

 

じゃあ具体的にはどうするのか?

より実践的な内容もこの書籍ではヒントが散りばめられています。

少し前の書籍ですが、学びの多い内容ですので、ぜひ一読してみてください。

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